風の記憶

the answer is blowin' in the wind

土門拳記念館

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前回のエントリーは、最近評判のNikon Z fc に託けて、土門拳のカメラNikon SP を紹介しましたが、引き続き今回は土門拳の全作品を所蔵する『土門拳記念館』を写真で紹介したいと思います。

土門拳は、私があらためて紹介する必要も無い写真界の巨匠ですので、詳しい話は土門拳記念館のHPをご覧下下さい。

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土門拳は「絶対非演出の絶対スナップ」という独自のリアリズム論を提唱し、「リアル」ということに被写体の本質を見出し、日本人の現実とそこに流れる日本の心を捉えた日本を代表する写真家です。

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世界的な写真家の記念館が何故に山形県酒田市にあるかと言えば、土門拳の生まれ故郷だと言うことですが、1974年に土門拳が酒田市名誉市民第一号に推戴され、その顕彰式で、ふるさとの人々の温かさにふれ、式典の場で自身の全作品を酒田市に寄贈する、と突如表明したことから酒田市がそれに応えて国内初の写真専門美術館「土門拳記念館」がつくられたと言うことだそうです。

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私は何度もここを訪れていますが、写真は当然ながら、実はこの建物や施設の趣き、彫刻などが素晴らしいと思っています。
それもそのはず、建物や施設のデザイン、彫刻などは、土門拳と深い交流のあった一流の芸術家たちの手によるものだそうです。
2009(平成21)年に「ミシュラングリーンガイドジャポン」に二つ星として掲載されました。
館内は撮影出来ますが、作品のみの接写は禁止ですので、写真の展示の様子と施設のお気に入りの風景を掲載します。


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華道草月流初代家元 勅使河原蒼風の長男 勅使河原宏 作の「流れ」


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イサム・ノグチ 作 彫刻「土門さん」

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銘板 亀倉雄策 作 (1964年東京オリンピックのポスターを作った方です)



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建物は 建築家 谷口吉生 作

 

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観覧を終えて帰る間際、エントランス外の蓮の花にカエルが休んでいました。
土門拳の作品にもこんな感じの写真があるんですよね~♪

長らくご覧いただき、ありがとうございました。
できれば、実際に来ていただいて直に作品を覧るのがおすすめです。
大判写真を正面から観ると、本当に感動します。







撮影場所
山形県酒田市飯森山「土門拳記念館」

撮影DATE
Nikon  Z 6
Nikon  Z 24-70mm f / 4 S


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