庄内地方に蕎麦の花が咲きました。
蕎麦はタデ科ソバ属の一年草です。タデ科には800種類もの植物がありますが、そのほとんどがいわゆる雑草であり、食用として栽培されている蕎麦は珍しい種類と言えます。蕎麦は種をまいてからおよそ30日で花が咲きます。さらにその後30日くらいで収穫時期を迎えます。種をまいてから収穫までおよそ60日くらいで収穫できるのです。
気候の順応性が高く、乾燥にも耐えるため干ばつ時の植物としても優秀です。また、土壌の順応力も高く痩せた土地でも厭わず咲きます。それに、酸度にも強いため古くから開墾地の作物として重要視されてきたようです。
蕎麦の花言葉の一つに「あなたを救う」とありますが、貧しかった時代に誰でも早くにその糧を得ることが出来るこの植物の花に添えられた、感謝の言葉なのだと思うのです。
山形県は蕎麦の作付面積が全国第2位(北海道がダントツ1位)なのですが、県内の地域別に見ると庄内地方はあまり多くはありませんでした。(庄内はやはり稲作「庄内米」ですから。)
でも、最近は庄内も休耕田を利用した作付けが増えているようで、あちらこちらで蕎麦畑を見かけるようになりました。
黄金色の稲穂の近くに、真っ白な蕎麦の花。
秋の陽に揺れながら咲く蕎麦の花は、とても優しい白色をしています。
まるで、いつも見守ってくれた人に宛てた手紙のような、なつかしい風が微いでくるような花。
花言葉は、「なつかしい思い出」「喜びも悲しみも」「あなたを救う」「一生懸命」、そして「幸福」です。
蕎麦畑の畦に紫爪草が・・・、草刈りにめげずに頑張っていました。
稲刈り前の作業をする農家の周りに、驚くほどの数のトンボが乱舞しています。
この白いツブツブ、ゴミではありません。全部トンボです。
稲刈りを待つ田んぼの風景
なつかしい思い出
撮影地
山形県酒田市田沢(旧平田町)
撮影DATE
Nikon Z 6
Nikkor Z 70-200mm f/2.8 VR S
Nikkor Z MC 105mm f/2.8 VR S
Nikkor Z 14-30mm f/4 S
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