風の記憶

the answer is blowin' in the wind

山桜の頃

 




 

街の桜(概ねソメイヨシノ)の喧噪も一段落して「今年の桜も終わったなぁ・・・」と人々が思う頃、山沿いの地域に行き山を仰ぎ見ると山桜が今を盛りと咲いている景色をよく見かけます。

山桜(やまざくら)は日本に10種ほどある桜の原種のひとつの種名ですが、その原種の桜たちが交配し100種以上が野生化していて、このような野生種・自生種を総称して「山桜(やまざくら)」と言っているそうです。

この山桜をもとに、さらに人の手で交配して作られた栽培品種、園芸品種を「里桜(さとざくら)」といい、300種類以上もあって、「ソメイヨシノ」もその一つとなります。私たちが今、「桜」と言っているのは大体が「ソメイヨシノ」ですが(全国の桜の約8割)、この品種は江戸時代末期に開発され、その後、明治になって爆発的に全国に広まった品種です。

つまり、江戸時代までの日本人が思い描く「桜」と、私たちが思う「桜」とは違うものだと言うことです。
「万葉集」に詠われる桜や「日本後記」の桜狩りの桜、豊臣秀吉が開いたお花見の桜、それらは山桜だったのです。
ちなみに、奈良県の「吉野山の桜」は、現代でもほとんどが山桜だそうです。


素朴だけど、気品があり美しい。

そんな桜をしみじみと愛でる時間が持てたら幸せだな、と思う今日この頃です。




 


葉が新緑色なので「霞桜」かな?


















































これは何という品種でしょうか?桜は種類が多くて・・・。💦





八重桜も咲いていました。






森の中の小さな花籠みたいです♪




お付き合い下さり、ありがとうございました。



 


撮影地 : 
山形県酒田市西荒瀬地区

撮影DATE
Nikon  Z 7
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S 
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 



にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 季節・四季写真へ


サブブログです。↓ 随時、更新中

idosan007.hatenablog.com



 
以前のブログです ↓ よろしかったらご覧下さい。

blog.goo.ne.jp