春、あちらこちらに次々に花が咲き、心地よい五月の風が頬を撫でていく頃、庄内では新緑の季節を迎えます。
萌葱色、若苗色、若菜色、柳葉色、若竹色・・・、同じ新緑色でも微妙に違う緑色が一斉に萌え出し、そして田んぼには水が入ります。農家にとっていよいよ一年が始まる時期。
鳥海山や月山はまだ雪をタップリとたたえ、この雪が1年を通して周辺の田んぼを潤します。
農家にとってはかけがえのない山、神の山です。
5月6日は「立夏」の頃となります。暦の上では「夏」を迎えます。
この立夏に入る前に、村々では神社などでその地域ならではの様々なお祭りが開催されます。立夏に入ると農家は一斉に田植え作業が始まるので、その前に山の神を田の神としてお迎えし、今年一年の農作業の安全、豊作祈念のお祭りを行うのです。
田んぼでは、田おこし、水入り、代かきが始まり、その後一斉に田植えが始まります。
そして、田植えを終えた後、庄内三大祭りが始まります。
5月20日「酒田祭り(山王祭)」、25日「鶴岡天神祭」6月5日「大山犬まつり」です。
大祭りの前に田植えを終えなければならないので、立夏の頃は農家にとっては大忙しの頃なのです。
薫風吹く立夏の頃。
水の薫り、土の薫り、そして若葉の薫り、一年中で一番好きな季節の到来です。
山の神が降りてきて田の神となって見守ります
こちらは山間の集落、まだ水は入ってません。
新緑が萌え綺麗です
山桜はまだ見頃ですね。♪
既に田植えが始まっていました。今年は早い💦
庄内は海が近いのでウミネコが田んぼにやって来ます。(左側にアオサギ)
田おこしや代掻きの時に掘り起こされる土中の虫を狙っているんですかね?
遠慮なしに集団でバタバタ襲ってくるのでちょっと怖い(農家の友人談)そうです。農家は大変です。(^^;)
水の薫り、土の薫りが なつかしい・・・。
↓ 昨年の五月の庄内平野のエントリーです。よろしかったらご覧下さい
撮影地 : 山形県遊佐町
撮影DATE
Nikon Z 7
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
サブブログです。↓ 随時、更新中
以前のブログです ↓ よろしかったらご覧下さい。