2月4日は『立春』です。
『立春』と言うと必ず聞く常套句が「暦の上では春ですが、まだまだ寒くて・・・」という文句。
そりゃそうです! だって、『立春』の前は『大寒』で1年中で一番寒い時期なのですから。
実際、この頃の庄内は、雪が降って偏西風が強く吹く地吹雪の日が多いのです。
それでも、極寒の中にあり春なんて微塵も感じることができない日であっても、『立春』という言葉を聞くと何かしら心の奥に温かな兆しを見つけることができるような気がします。
春の記憶を微かに感じる日。
先日、家の前の除雪を済ませ、ふと庭の片隅に目をやると、蝋梅の枝についた氷雪の隙間から蕾がついているのが見えました。
どの花よりも真っ先に花を咲かせる蝋梅。
思わず「おおっ♪」と、庭の雪を掻き分けて蝋梅のもとへかけよると、しっかりとした蕾が氷を溶かし、健気にも春を膨らませていました。
なんだか、嬉しくて 嬉しくて うれしくて うれしくて ・・・・・・。
極寒の立春の日、吹雪に耐えながらも季節は確実に春の息吹を準備しています。
春は必ずやってくるのです。
撮影DATE
Nikon D300s
TAMRON SP 90mm f/2.8 MACRO
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