今夏の猛暑の日々がまるで嘘だったような今秋この頃。
駆け足でやってきた秋は日に日に深まり、さらに駆け足で晩秋・初冬へと向かって行くように感じます。
風が澄み空が高くなるのを待ちかねたコスモスたちは、そんな足早に過ぎようとしている秋に乗り遅れないように息せき切って次々と花を咲かせています。お気に入りの虫たちを急いで呼んで、一番良いタイミングで受粉させようと花たちも必死です。
その命を次の命へつなげようと一生懸命咲かせた花たちが、秋陽の穏やかな風にゆらりゆらりと揺れているのを見ていると、何だか健気で愛おしく思えてきます。
コスモスは一年草なので、この季節が過ぎてしまうとすぐそこまで来ている冬の冷たい風の中に消えて行く運命です。
今年の秋がどんな秋でも秋は秋。遅かろうが早かろうが、暑かろうが寒かろうが、彼らにとっては、たった一つの秋です。
この一つの秋に巡り逢うために生まれてきた命の数々。
それを思うとき、穏やかな秋風に揺れる優しい桜色が、実は凜とした覚悟を持った命の美しさなんだと思えました。
今日は、コスモス日和です。
このレンズ (Plena) はボケがとてもきれいなレンズです
この写真は雨上がりの日に撮影
街を散策していたら、小さな秋がこちらを覗いていました。
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
まるでコスモスの波打ち際に立っているような秋の日
ご覧頂き、ありがとうございました。
撮影地 : 山形県酒田市「最上川スワンパーク」にて
撮影DATE
Nikon Z 7
NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
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