風の記憶

the answer is blowin' in the wind

やさしい時間

前回は私が生まれ育った遊佐町の桜でしたが、今回は今住んでいる私の街(酒田市港南地区)の桜通りの光景です。酒田市民には“三角公園(港南公園)付近”と言えばすぐに分かる、酒田の桜の名所としても知られた地区ですが、最近は市内各所に桜が植えられて、…

さくらさくら

桜の季節は、あっという間に過ぎてしまいましたが、今年撮った桜景色を分けてアップ致します。過ぎた季節はもう良いよ、なんて言わないで(^^;)想い出としてご覧下さい。はじめは、私の故郷 “ 遊佐のさくら ” です。前半は、知る人ぞ知る「中山河川公園の桜並…

春光に揺れるⅡ

前回の、春光に揺れる春の妖精(スプリングエフェメラル)たち、の第二弾です。前回は鶴岡市大山地区にある自然公園、高舘山・上池下池の遊歩道でしたが、今回は酒田市八幡地区にある大森自然公園内の遊歩道です。八幡地区は鳥海山麓の街である旧八幡町です…

春光に揺れる

季節の移り変わりは早いもので、ついこの間雪解けが進んでいると思ったのに、すでに桜前線が東北にやってきている時期です。2週間ほど前になりますが、久しぶりに高舘山(たかだてやま)に山野草の撮影に行ってきましたので、その時の写真をアップします。(…

雪中梅

今年の冬は本当に雪の無い冬でした。12月に一度多めの雪が降りましたが、ほどなく消えてその後も雪はチラつくことはあっても根雪にはならず、お正月の初詣も寒中の祭事の際もむしろポカポカと暖かい日が続きました。立春も過ぎて2月の後半になり、除雪道…

寒中なのに・・・

今年の庄内地方の冬は、何度か雪は降るものの、平野部では例年のような積雪がほとんど無く、雪のない冬を過ごしています。二十四節気では1月6日が「小寒」、20日から「大寒」で、いわゆる「寒中」ということで一年のうちで最も寒い時期なのですが、今年…

コスモス日和

今夏の猛暑の日々がまるで嘘だったような今秋この頃。駆け足でやってきた秋は日に日に深まり、さらに駆け足で晩秋・初冬へと向かって行くように感じます。風が澄み空が高くなるのを待ちかねたコスモスたちは、そんな足早に過ぎようとしている秋に乗り遅れな…

やっと咲いた彼岸花

あー、暑かった。💦💦💦今年の夏は信じられないくらい暑かったですね。私の住む庄内地方も連日35℃越えが続き、もう私は溶けてなくなっていました・・・。(^^;)しかし、最近いきなりめっきり寒くなってきて、私の大好きな ほどよい秋はどこへ行ったんでしょう?そ…

あじさいの季節

紫陽花の季節です。酒田市の飯森山公園内にある土門拳写真記念館の周辺には、約100種1万5千株の紫陽花が咲きます。梅雨の時期は湿度が高くジメジメと鬱陶しく過ごしやすい季節ではありませんが、自然の植物にとってはどうでしょうか。よく見るとこの時…

潮風と岩ユリと

庄内地方の海岸の岩場に今年も「イワユリ」が咲き始めました。「イワユリ」は「スカシユリ」の一種で、日本海側では新潟県以北、太平洋岸では紀伊半島以北に主に分布し、日本海側では「イワユリ(岩百合)」と呼びますが、太平洋側では「イワトユリ(岩戸百…

睡蓮の咲く頃

気象庁の区分では6月から「夏」だそうですね。庄内地方では6月に入ると、旧松山町(現:酒田市)の「松山歴史公園」に「睡蓮」が咲き出します。旧松山町は「出羽松山藩(松嶺藩)」2万5千石の城下町で、この松山歴史公園は松山城の城址公園です。現在は…

雨のばら園にて

鶴岡市の「あつみ温泉」(旧温海町)には薔薇園があり、そろそろ開花の時期かなと思い、小雨模様でしたが出かけてみました。「あつみ温泉」は庄内三大温泉地の一つ。開湯一千年余りの歴史を持つ素朴な風情のある温泉街で、多くの文人墨客が訪れ作品を残した…

山桜の頃

街の桜(概ねソメイヨシノ)の喧噪も一段落して「今年の桜も終わったなぁ・・・」と人々が思う頃、山沿いの地域に行き山を仰ぎ見ると山桜が今を盛りと咲いている景色をよく見かけます。山桜(やまざくら)は日本に10種ほどある桜の原種のひとつの種名ですが…

鳥海山麓の水芭蕉

水芭蕉は庄内では遊佐・八幡・松山・立川・羽黒・櫛引・朝日地区などなどたくさんの地域で見ることができますが、今回撮影したのは私の地元である遊佐町です。遊佐町小野曽地区。鳥海山の麓「鳥海国定公園」内の沢に自生する水芭蕉群生地。ここは「鳥海山ブ…

ススキの中で

ススキは秋を代表する植物の一つで、秋の七草のひとつに数えられます。お月見に供える盛り花にはなくてはならない花材ですよね。「ススキ」の名前の由来は諸説あるらしいのですが、「すくすくと立つ木(草)」という意味から名付けられたとする説や、神楽に…

朝露に輝く野紺菊

人知れず野に咲き人知れず陽だまりの中に揺れそして、人知れず冷たい風の中へと消えて行く 野菊誰に見られようともせず誰にほめられようともせず野菊は野道や野原の片隅にひっそりと咲きますささやかな願い事のように慎ましく咲く花 野菊だけど朝露に輝く野…

たそがれ コスモス 秋の空

鳥海山が冠雪しました冬の使者、白鳥がやって来ました秋の空はどこまでも高く澄んでいますが夕暮れ時、風は少しずつ冷たさを増し虫たちの羽音もどこか寂しげに聞こえます微かに冬の薫り ・ ・ ・秋桜の季節が、終わろうとしています まるで “ さようなら “ …

黄昏秋桜

コスモスは秋の花というイメージが強い花ですが実は開花時期は思いのほか長く、夏前の6月頃から咲きはじめ11月になっても見かけることがあります。コスモスは好きな花なので毎年必ず撮影していますが、今年はなかなか撮ることが出来ずにいたところ、たま…

蕎麦の花が咲く頃に

庄内地方に蕎麦の花が咲きました。蕎麦はタデ科ソバ属の一年草です。タデ科には800種類もの植物がありますが、そのほとんどがいわゆる雑草であり、食用として栽培されている蕎麦は珍しい種類と言えます。蕎麦は種をまいてからおよそ30日で花が咲きます。さら…

時満ちて、咲く

多くの植物は、それぞれの種ごとにある一定の季節に決まって花が開くようにできています。人もそれを経験的に感覚的に知っていて、ある花が咲くとその花に季節を感じたりします。例えば、菜の花が咲くと誰しもが春が来たと感じ、紫陽花が色づきはじめると梅…

野菜の花など

枝豆(だだちゃ豆)の花 私の実家は農家では無いのですが、30坪程度の畑があります。私の父親が趣味と実益?を兼ねてやっている程度でしたが、7年前に父が大病を患い車椅子生活となったため、せっかくの畑を荒らすのももったいないと言うことで、私が引き継…

蓮の花

庄内では蓮の花をあちらこちらで見かけるようになりました。蓮の花は仏教では極楽浄土を象徴する花ですが、この花を見かけると時期的に「お盆の時期だなぁ」と思ってしまいますね。お盆の時期は帰省ラッシュで大変ですが、自分が生まれ育った場所に帰り、父…

紫陽花

紫陽花の季節は過ぎようとしていますが、どうやら戻り梅雨みたいですね。今年は6月中に早々と梅雨明けしてしまい、咲き始めた紫陽花たちが置いてけぼりされたような感じでしたが、それでも紫陽花たちはきれいに咲いていました。しっとりと雨に濡れた紫陽花…

イワユリが咲く頃

庄内地方各地の海岸の岩場に「イワユリ(スカシユリ)」が咲き始めました。「イワユリ」は正式名「スカシユリ」ですが、日本海側では新潟県以北、太平洋岸では紀伊半島以北に主に分布し、日本海側では「イワユリ(岩百合)」と呼びますが、太平洋側では「イ…

白ツツジが咲く頃

白ツツジが好きです。ツツジの花の白色は、ひと雨で茶色く変色してしまうほど短命ですが、咲いた瞬間の花の白さは思わず溜め息が出てしまうほど綺麗な純白色です。特に、雨に濡れた白ツツジは透明感が増し、それはまるで穢れの無い純真を表したような白。白…

「いこいの村」のチューリップ

山形県鶴岡市の「森林公園 いこいの村」でチューリップを撮影しました。ここはかつては、湯野浜温泉に隣接する県の宿泊施設「いこいの村 庄内」の敷地内に10万本ものチューリップが咲き誇った東北でも最大級のチューリップ園でしたが、2016年に施設が…

水芭蕉

「水芭蕉」というと、唱歌『夏の思い出』という歌が有名ですよね。『夏の思い出』(作詞:江間章子 作曲:中田喜直)夏が来れば思い出す 遙かな尾瀬 遠い空霧の中に浮かびくる やさしい影 野の小径水芭蕉の花が咲いている 夢見て咲いている水のほとりしゃく…

カタクリ

冬枯れた落葉広葉樹林の林床に、雪解けを待ちかねたように一斉に芽吹き、頭上の樹々たちが葉を広げてその林床に陽光が届かなくなる初夏には地上部を全て枯らして、地下の根茎や種子で次の季節に向けてひっそりと暮らす早春の短命な植物たちを、スプリング・…

さくら

あれほど待ちわびた桜もきれいな若葉色を残してあっという間に通り過ぎて行きました NIKKOR Z MC 105mm f / 2.8 VR S NIKKOR Z 70-200mm f / 2.8 VR S AF-S NIKKOR 24mm f / 1.4G ED NIKKOR Z 70-200mm f / 2.8 VR S NIKKOR Z MC 105mm f / 2.8 VR S NIKKOR …

ショウジョウバカマ

オウレンが春を告げてからほどなくして、直ぐ近くの少し湿ったところにショウジョウバカマが咲きます。花は淡紅紫色が多く、猩々(しょうじょう:中国の伝説上の生きもの)の赤い顔、葉の重なりが袴(はかま)を連想させることが名の由来だそうです。北海道…