庄内では紅葉はすでにほとんどが落ち、季節は晩秋から冬へと向かい、雪の準備を調える日々となっています。
季節が移り変わる時期はどの季節でも心を動かされるものですが、特に晩秋の頃は一つの季節が終わるという以上に、一年の終わりを表しているようで特別なものがあります。
「もののあはれは秋こそまされ」(徒然草)
“ もののあわれ ” とは寂寥感や哀感つまり、秋の本意は “ 寂しさ ” ということです。
それは初秋の鮮やかな風の頃ではなく、深秋を過ぎ冷気を帯びた褪せゆく風の頃、
錦秋に輝いた枝葉が末枯れゆく様、
消え入りそうな虫の忘れ音、
秋冷の風や、褪せた色が身に入む寂しい季節。
晩秋
私たち日本人は古よりそんな季節を深く愛してきました。
輝く季節よりも、より深く。
それは、
いのちあるものたちへの惜別の念、
いのちを慈しむ心です。
今回から3回に分けて晩秋の様子をエントリーしたいと思います。
初めは、晩秋の風景「過ぎゆく秋の真ん中で」
次回は、落葉たちのささやき「落葉の詩」
最後は、秋と冬が交差する季節「季節は巡りまた冬が来る」
です。
今年の晩秋は一様では無く、これから紅葉へ向かう木もまだありました。
次回は、落葉たちのささやき「落葉の詩」です
撮影地 : 山形県遊佐町 森の公園「遊ポット」にて
撮影DATE
Nikon Z 7
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
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