風の記憶

the answer is blowin' in the wind

2021-01-01から1年間の記事一覧

夏雲湧いて

Nikkor Z 70-200mm f / 2.8 S 庄内平野にも夏雲が湧いて、いよいよ本格的な夏がやってきます。鳥海山から湧き出す入道雲、庄内の夏の風物詩の一つです。 Nikon Z 24-70mm f / 4 S雲は、その時の気温や気圧、空に浮かぶ水蒸気の量、そして光や風によって刻一…

スカシユリが咲いて

Nikon Z6 + Nikkor Z 70-200mm f / 2.8 VR S我が家の庭に毎年咲いてくれるスカシユリが、今年もまたきれいな花を広げました。梅雨の雨が一時止んで、雲の切れ間から差し込んだ夏の陽射しに、雫を光らせながらにっこりと笑っているように見える百合の花。梅雨…

夏光芒

Nikon Z6 + Nikkor Z 24-70mm f / 4 S梅雨の合間に見せる限りなく深い青空。強い西風に千切れながら流れてゆく雲。太陽の光線が制御不能のスポットライトのように空を駆け巡る。 風景写真だって一瞬が勝負だと思う。 Nikon Z6 + Nikkor AF-S 18-35mm f / 3.5…

紫陽花

Nikon Z6 + Nikkor Z 85mm f/1.8 S 紫陽花を求めて、酒田市立『土門拳記念館』を訪れました。写真界の巨星である土門拳さんは酒田市出身、酒田市名誉市民第一号になったときにその全作品をふるさと酒田市に寄贈したことを受けて、日本で最初の、また世界でも…

釜磯海岸と湧水

東北地方を代表する名峰「鳥海山」は、日本海から直ぐに立ち上がっており海の水蒸気が偏西風により吹き付けられるせいで、局地的な降水量が世界有数と言われています。そのおかげで鳥海山の麓町である山形県遊佐町は、町内のいたるところで美しい湧水群を見…

山居倉庫

日本有数の米どころ庄内を象徴する米倉庫『山居(さんきょ)倉庫』を散策しました。この山居倉庫、私の自宅のすぐ近くにあり、あまりにも身近でしかも観光地となっているので日頃はあまりじっくりと訪れたことが無かったのですが、天気も良いのでぐるりと散…

睡蓮

6月に入り初夏を迎えると、酒田市松山地区(旧松山町)に睡蓮の花が咲き出します。場所は『松山歴史公園』の中にあるお堀の中。ここ松山歴史公園は昔、庄内松山藩(松嶺藩)のお城があったところです。睡蓮はこの松山城跡に残された大手門の前のお堀の中に…

ハルジオン と ヒメジョオン

ハルジオン 前回のシロツメクサと同じく、どこでも見かける事ができる花、ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)を撮りました。どちらも同じキク科シオン連ムカシヨモギ属で、じっくりと見ないと区別ができないほどそっくりな植物です。花期は微妙に…

シロツメクサが咲いて

五月に野道やあぜ道を歩いていると必ず出会えるのがシロツメクサ(白詰草)です。クローバーですね。四つ葉のクローバー探し、だれもが一度はやったことありますよね。それと、女の子はシロツメクサの花を集めて花冠を作って遊んだりしたことがあるのではな…

タニウツギの咲く頃

立夏に入り、平野では田んぼに稲の苗が次々と植えられていく頃、山里ではあちらこちらに薄紅色の可愛らしい花が咲き出します。タニウツギ(谷空木)です。北海道西部から東北、北陸、山陰と、日本海側のいわゆる雪国に自生する落葉性の低木で、谷や沢など湿…

五月の風、逆さ鳥海

五月になると田んぼに水が入ります。水面が鏡のようになり鳥海山を映し出す光景。「逆さ鳥海」です。桜の季節が終わると、トラクターで田んぼを耕し、水を入れ、代掻きをして、田植えが始まります。稲が植えられる前のほんの一時だけ見られる光景です。鳥海…

菜の花

「菜の花」は春の風物詩ですが、“なのはな”という植物があるわけではありません。一般的に菜の花と呼ばれるものは、「油菜(アブラナ)」と「菜種(ナタネ)」があり、どちらも『アブラナ科』の植物です。昔はこのアブラナとナタネ、花を楽しむのではなく、…

梨花と鳥海山

当ブログ『風の記憶』は、2005年7月に goo blog にてスタートし、15年10ヶ月に渡って(途中、何回か長期休眠したりして正味10年ぐらいですが(^^;))運営して参りましたが、この度、心機一転、Hatena Blogさんに移転させていただくことと致しました。どうぞよ…