風の記憶

the answer is blowin' in the wind

ショウジョウバカマ

オウレンが春を告げてからほどなくして、直ぐ近くの少し湿ったところにショウジョウバカマが咲きます。花は淡紅紫色が多く、猩々(しょうじょう:中国の伝説上の生きもの)の赤い顔、葉の重なりが袴(はかま)を連想させることが名の由来だそうです。北海道…

春を告げるオウレン

冬枯れた林床に真っ先に花を咲かせて春を告げてくれるのがオウレンです。オウレンはキンポウゲ科オウレン属の日本固有の多年草、小葉の切れ込みの形態によって三種類に分けられるようです。○北海道と東北の日本海側に多く咲くのがキクバオウレン(菊葉黄蓮)…

しだれ梅咲いて

あれほどあった雪も市内からはほとんど消えて、日に日に柔らかな日差しが増えてくる頃、しだれ梅が花を開き始めました。北国庄内にも、やっと春が訪れてくれたようです。これから何回かは寒さが戻りますが、季節は確実に春へと向かいます。今年、庄内地方の…

秋桜

前回のコスモスと同じ日同じ場所で撮った花たちです。 コスモスと秋桜、ご覧いただきありがとうございました。 撮影地山形県鶴岡市千安京田「いこいの村公園」 撮影DATENikon Z 6Nikkor Z MC 105mm f/2.8 VR SNikkor Z 70-200mm f/2.8 VR S Nikon ミラーレス…

コスモス

風が澄むのを待ちかねたように、コスモスたちが次々と花を広げ、透明な秋の陽射しに揺れています。その優しい桜色から「秋桜」と名付けられたように、日本人にとても好かれる花、コスモス。初秋の風に揺れる優しい桜色は、豊かな秋の始まりを告げる色でもあ…

秋の雨に彼岸花

彼岸入りの日、実家の畑の隅に今年もまた彼岸花が咲き出しました。今は亡き母が生前に植えた彼岸花、あれから10年、毎年必ずこの時期に咲いてくれます。「彼岸花」はヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)の多年草で、ちょうど秋のお彼岸の頃に花を咲かせ…

蕎麦の花が咲く頃

庄内地方の主に山間部では、蕎麦の花が咲き始めました。山形県は日本有数の蕎麦処でもあります。そば屋の店舗数は長野県に次いで全国で2番目に多く、作付面積では北海道に次いでこれも全国2位となっています。とはいっても、ここ庄内地方に限れば以前は蕎…

ひまわりの丘にて

夏の花、と言えば ほとんどの方が『ひまわり』と答えるのではないでしょうか。それほどに向日葵は夏を代表する花だと思います。庄内地方では、ひまわり畑と言えば「月山高原牧場」が有名ですが、最近、遊佐町白井新田の藤井地区のひまわり畑が何かと話題に上…

梅花藻の花_牛渡川

清流「牛渡川(うしわたりがわ)」に梅花藻の花が咲き出す頃でしたので撮影に行ってきました。(7月上旬頃です)「牛渡川」は鳥海山の麓、山形県遊佐町を流れる全長3㎞の小さな川なのですが、水源が100%湧き水であるという全国でも希な川で、川の水が極めて清…

スカシユリが咲いて

Nikon Z6 + Nikkor Z 70-200mm f / 2.8 VR S我が家の庭に毎年咲いてくれるスカシユリが、今年もまたきれいな花を広げました。梅雨の雨が一時止んで、雲の切れ間から差し込んだ夏の陽射しに、雫を光らせながらにっこりと笑っているように見える百合の花。梅雨…

紫陽花

Nikon Z6 + Nikkor Z 85mm f/1.8 S 紫陽花を求めて、酒田市立『土門拳記念館』を訪れました。写真界の巨星である土門拳さんは酒田市出身、酒田市名誉市民第一号になったときにその全作品をふるさと酒田市に寄贈したことを受けて、日本で最初の、また世界でも…

睡蓮

6月に入り初夏を迎えると、酒田市松山地区(旧松山町)に睡蓮の花が咲き出します。場所は『松山歴史公園』の中にあるお堀の中。ここ松山歴史公園は昔、庄内松山藩(松嶺藩)のお城があったところです。睡蓮はこの松山城跡に残された大手門の前のお堀の中に…

ハルジオン と ヒメジョオン

ハルジオン 前回のシロツメクサと同じく、どこでも見かける事ができる花、ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)を撮りました。どちらも同じキク科シオン連ムカシヨモギ属で、じっくりと見ないと区別ができないほどそっくりな植物です。花期は微妙に…

シロツメクサが咲いて

五月に野道やあぜ道を歩いていると必ず出会えるのがシロツメクサ(白詰草)です。クローバーですね。四つ葉のクローバー探し、だれもが一度はやったことありますよね。それと、女の子はシロツメクサの花を集めて花冠を作って遊んだりしたことがあるのではな…

タニウツギの咲く頃

立夏に入り、平野では田んぼに稲の苗が次々と植えられていく頃、山里ではあちらこちらに薄紅色の可愛らしい花が咲き出します。タニウツギ(谷空木)です。北海道西部から東北、北陸、山陰と、日本海側のいわゆる雪国に自生する落葉性の低木で、谷や沢など湿…

菜の花

「菜の花」は春の風物詩ですが、“なのはな”という植物があるわけではありません。一般的に菜の花と呼ばれるものは、「油菜(アブラナ)」と「菜種(ナタネ)」があり、どちらも『アブラナ科』の植物です。昔はこのアブラナとナタネ、花を楽しむのではなく、…