風の記憶

the answer is blowin' in the wind

小さな秋のはじまり_エノコログサ

畑道のあちらこちらに「エノコログサ」が顔を出し始めました。「エノコログサ」の名前は、花穂が子犬のしっぽに似て「犬コロ草」と呼ばれたところからきているそうです。別名は「猫じゃらし」で一般的にはこちらの呼び名の方が有名ですね。撮影したのは、エ…

夕焼けの空に

あの子の命は ひこうき雲 ほんの十一歳で逝ってしまった同級の友あれから五十の歳月が流れたあの日と同じきれいな夕焼けが motokurashi.com 撮影地山形県酒田市最上川河川公園より 撮影DATENikon Z 6 Nikkor Z MC 105mm f / 2.8 VR SNikkor Z 24-70mm f / 4 …

雨あがりのリコリス

庭に咲いたリコリスが雨露をまとって、とてもきれいでした。リコリスはヒガンバナ科の花ですが、夏水仙とも呼ばれ彼岸花よりも早く8月に咲きます。夏の強い日差しが少しだけ盛りを過ぎた頃、何も咲いていなかった花壇に突如として花茎だけをニョキニョキと…

ひまわりの丘にて

夏の花、と言えば ほとんどの方が『ひまわり』と答えるのではないでしょうか。それほどに向日葵は夏を代表する花だと思います。庄内地方では、ひまわり畑と言えば「月山高原牧場」が有名ですが、最近、遊佐町白井新田の藤井地区のひまわり畑が何かと話題に上…

胴腹滝

今回の写真は、山形県遊佐町の湧水群の中でも、とりわけ名水と言われ人気がある『胴腹滝』の風景です。『胴腹滝』は、一般的な滝のように地上を流れてきた川が崖下に落下するものではなく、山腹から忽然と湧き出した水が滝になっているもので、その様が身体…

丸池様

前回の、梅花藻が咲く清流『牛渡川』のすぐそば、川がまさに山に分け入らんとする辺りの森中に地元の人々から『丸池様(まるいけさま)』と呼ばれ崇められている湧水の池があります。この池は、湧水のみを水源とした直径20m、水深3.5mの池で、豊富な湧き水が…

梅花藻の花_牛渡川

清流「牛渡川(うしわたりがわ)」に梅花藻の花が咲き出す頃でしたので撮影に行ってきました。(7月上旬頃です)「牛渡川」は鳥海山の麓、山形県遊佐町を流れる全長3㎞の小さな川なのですが、水源が100%湧き水であるという全国でも希な川で、川の水が極めて清…

土門拳記念館

前回のエントリーは、最近評判のNikon Z fc に託けて、土門拳のカメラNikon SP を紹介しましたが、引き続き今回は土門拳の全作品を所蔵する『土門拳記念館』を写真で紹介したいと思います。土門拳は、私があらためて紹介する必要も無い写真界の巨匠ですので…

土門拳さんのカメラ

巷では今、ミラーレスカメラNikon Z fc が大人気のようですね。 私は基本的に“レトロ調”というのはあまり興味をそそられる分野ではありませんが、ニコンファンとしてはニコンのカメラが評判を呼ぶのはとても嬉しいニュースではあります。もっとも、若い方は…

夏雲湧いて

Nikkor Z 70-200mm f / 2.8 S 庄内平野にも夏雲が湧いて、いよいよ本格的な夏がやってきます。鳥海山から湧き出す入道雲、庄内の夏の風物詩の一つです。 Nikon Z 24-70mm f / 4 S雲は、その時の気温や気圧、空に浮かぶ水蒸気の量、そして光や風によって刻一…

スカシユリが咲いて

Nikon Z6 + Nikkor Z 70-200mm f / 2.8 VR S我が家の庭に毎年咲いてくれるスカシユリが、今年もまたきれいな花を広げました。梅雨の雨が一時止んで、雲の切れ間から差し込んだ夏の陽射しに、雫を光らせながらにっこりと笑っているように見える百合の花。梅雨…

夏光芒

Nikon Z6 + Nikkor Z 24-70mm f / 4 S梅雨の合間に見せる限りなく深い青空。強い西風に千切れながら流れてゆく雲。太陽の光線が制御不能のスポットライトのように空を駆け巡る。 風景写真だって一瞬が勝負だと思う。 Nikon Z6 + Nikkor AF-S 18-35mm f / 3.5…

紫陽花

Nikon Z6 + Nikkor Z 85mm f/1.8 S 紫陽花を求めて、酒田市立『土門拳記念館』を訪れました。写真界の巨星である土門拳さんは酒田市出身、酒田市名誉市民第一号になったときにその全作品をふるさと酒田市に寄贈したことを受けて、日本で最初の、また世界でも…

釜磯海岸と湧水

東北地方を代表する名峰「鳥海山」は、日本海から直ぐに立ち上がっており海の水蒸気が偏西風により吹き付けられるせいで、局地的な降水量が世界有数と言われています。そのおかげで鳥海山の麓町である山形県遊佐町は、町内のいたるところで美しい湧水群を見…

山居倉庫

日本有数の米どころ庄内を象徴する米倉庫『山居(さんきょ)倉庫』を散策しました。この山居倉庫、私の自宅のすぐ近くにあり、あまりにも身近でしかも観光地となっているので日頃はあまりじっくりと訪れたことが無かったのですが、天気も良いのでぐるりと散…

睡蓮

6月に入り初夏を迎えると、酒田市松山地区(旧松山町)に睡蓮の花が咲き出します。場所は『松山歴史公園』の中にあるお堀の中。ここ松山歴史公園は昔、庄内松山藩(松嶺藩)のお城があったところです。睡蓮はこの松山城跡に残された大手門の前のお堀の中に…

ハルジオン と ヒメジョオン

ハルジオン 前回のシロツメクサと同じく、どこでも見かける事ができる花、ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)を撮りました。どちらも同じキク科シオン連ムカシヨモギ属で、じっくりと見ないと区別ができないほどそっくりな植物です。花期は微妙に…

シロツメクサが咲いて

五月に野道やあぜ道を歩いていると必ず出会えるのがシロツメクサ(白詰草)です。クローバーですね。四つ葉のクローバー探し、だれもが一度はやったことありますよね。それと、女の子はシロツメクサの花を集めて花冠を作って遊んだりしたことがあるのではな…

タニウツギの咲く頃

立夏に入り、平野では田んぼに稲の苗が次々と植えられていく頃、山里ではあちらこちらに薄紅色の可愛らしい花が咲き出します。タニウツギ(谷空木)です。北海道西部から東北、北陸、山陰と、日本海側のいわゆる雪国に自生する落葉性の低木で、谷や沢など湿…

五月の風、逆さ鳥海

五月になると田んぼに水が入ります。水面が鏡のようになり鳥海山を映し出す光景。「逆さ鳥海」です。桜の季節が終わると、トラクターで田んぼを耕し、水を入れ、代掻きをして、田植えが始まります。稲が植えられる前のほんの一時だけ見られる光景です。鳥海…

菜の花

「菜の花」は春の風物詩ですが、“なのはな”という植物があるわけではありません。一般的に菜の花と呼ばれるものは、「油菜(アブラナ)」と「菜種(ナタネ)」があり、どちらも『アブラナ科』の植物です。昔はこのアブラナとナタネ、花を楽しむのではなく、…

梨花と鳥海山

当ブログ『風の記憶』は、2005年7月に goo blog にてスタートし、15年10ヶ月に渡って(途中、何回か長期休眠したりして正味10年ぐらいですが(^^;))運営して参りましたが、この度、心機一転、Hatena Blogさんに移転させていただくことと致しました。どうぞよ…